■コラム オーガナイズ

いざ、片付ける前に

いきなり片付る?

 

「やる気が出たからさぁやるぞ!」と思い立った時、家中一気にやり始める!というのも一つの方法ですが、その結果「上手くいかなかった」というご経験を聞くことも多くあります。

それはなぜでしょう?

 

ちょっと想像してみてください。

キッチンの食器棚の食器を出して選別して、途中で気になったクローゼットの服を出してみて、次はリビングの棚の書類が気になって出してみた。

全部が出しっぱなしで1時間経った頃には、出しっぱなしのモノが溢れて途方に暮れるちゃった。

実話です。そして、私もコレやったことあります。

 

無理のない目標の立て方が大切

 

何でもそうですが、いきなり全部!というよりは、無理のない目標設定をすることが大切です。

自分の生活パターンから作業できる時間を把握したり、お部屋がどうなっていたら自分は片付いていると感じるのか、いつまでにやるのか。

など、「片付ける」という大きな目標を、もう少し小さなかたまりとして細分化して考えてみることは「途中で上手くいかなかった」を防ぐことにつながります。

今、私は筋力と柔軟性をアップするために毎日ストレッチなどを取り入れていますが “身体を鍛えること”も、“柔軟性を身に着けること”も、一日でいきなり腹筋が6つに割れたりシルクドソレイユの人みたいにはなれないですよね。

自分が無理なく毎日続けられる時間帯に、今の自分に無理のない量の腹筋とスクワットをしてお風呂上りの身体がほぐれている時にストレッチをする。少しづつ負荷をかけて 1年後、半年後、1か月後・・それぞれの目標を設定して続けています。(基本ですが、体にちゃんと効く方法で続けることが大切です)

 

分かりやすく体づくりの事例でしたが、家の片付けも同じで「2カ月後、リバウンドの無いリビングを維持していたい」という目標を立てたとしたら、そのために無理なくできることを日々の暮らしの中に入れていく。

達成できたかどうかわかりやすいことがポイントです。

 

維持は難しい?

 

漠然と「片付けたいから」という理由が原点だと、片付いたお部屋を維持するのは難しいかもしれません。

実際に私自身も「片付けなきゃ」と思って行動していた頃は毎日疲弊していました。

ですが、自分自身「たくさんモノが置かれていないスッキリと片付いた部屋が好きなんだ」とわかってからは、スッキリしている部屋にしていた方が楽に動けると実感している為、忙しい時ほど少し時間を作って気になる箇所を掃除してみるといったように「忙しいからこそ少し丁寧に」を心掛けるようになりました。

 

今から2~3年前、毎日が忙しい時期でした。ギューギューのスケジュールの中で体調を崩したことがきっかけで「私自身が本当に大切にしたいことって何」と考えた結果「家族と気持ちに余裕がある状態で過ごすこと」だったのです。

そうか、確かに忙しく予定をこなしていてもなんだか満たされない。私が本当にしたいことの現実はこうなの?と改めて自分自身を俯瞰した答えが「家の中が清潔で片付いていること・家族と接する時に自分自身の気持ちに余裕があること」だったのです。

私の場合、家の中の状態と思考や心の状態はイコールになっているので、タスクに追われそうになった時は一旦クールダウンし優先順位を付けて組み立てていきます。

「忙しい」と悩むことと「自分がその日やれたこと」は必ずしもイコールではない。学校活動に関わる時間も多い日々を送っているので感じることは、自己評価と他人からの評価が必ずしも一致しない場合があると知っておいた方が良いということ。そのギャップを”誰か・何かで満たそうとする”のではなく、”自分自身で満たす”ことができたらきっとこの先の人生も有意義に過ごすことができるのではないか。と感じています。

その方法の一つとしてが思考整理からはじめる片付けが有効だということをお伝えしています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

自分で片づけたいけれど、「自分に合った片付け方がわからない」「いきなり自分で片付けるのはハードルが高い」という方は、オンライン30分無料相談でお困りごとをお聞かせくださいね。

 

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