「片付けられない」は人それぞれ
メモ
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先日、知り合いと片付けのお話になった時「片付けが苦手」という話題になりました。
私はその方のお部屋に入ったことないので、お話を聞いていて「きれい好きだし、きっと整ったお部屋なんだろうなぁ」と思って聞いていたんです。
家族が片付け苦手だとしたら、全部きちんと畳むことがハードル高く感じる場合もあるかも。というお話をしていた時に
実際の言葉はもう少し違いますが、まとめるとこういった内容でした。
”楽な方法ではなくて、私はキッチリと揃えて畳んでしまいたい”
その後も何気ない会話の中で ”私はキッチリしている” を伝える内容が多かったように思います。
理想の自分と実際の自分と他人から見た自分大変なんだろうなぁと思って聞いていましたが、日々頑張って家事と子育てをこなして全部キッチリしていることを誇りに思っているので、それが違ってはいけないのだろうなぁと思ってお話を聞いていました。毎日一生懸命がんばっている様子が伝わってきました。
そして、きっと以前の私もこんな風にしていたんだろうなぁと思い出したのでした。
今から約10年以上前、毎日精一杯ギリギリで生きていた私は、片付けられないという悩みがありました。『片付けられない』と言っても部屋はキレイだったんです。・・・謎ですよね。
片付けられないけれど、頑張って頑張って片付けと掃除をしていたのです。なぜなら、子供たちがアレルギーとアトピーでお肌に湿疹ができるから。(ホコリが溜まると夜に咳き込む)
そして、なにより『きちんとした人』に見られなきゃと思っていたのもこの頃でした。夫は朝早く夜遅い。片付けと掃除に時間を取られるので、当然毎日が大変だし疲弊している。
片付けられないけど、頑張って片付けていた日々は、精神的にもギリギリだったなぁと振り返ります。ちなみに社宅暮らしだったので幼稚園帰りに友達が遊びに来るのも良くあることでした。
残ったのは収納グッズ
テレビや雑誌を見ては自分の家で試してみる。その結果、我が家には合わなかった。私には使いづらい・・・。
結果、買った収納グッズが残る。そんなループに陥っていたのもこの頃です。
「あの人の真似をしたら私の家もきっとあんな風になれる!」と思っていたけれど、その収納グッズを買っても「私はあの人ではないのだ」と思い知るばかり。
結局、今思い返すと自分に合ったやり方とは全く違うやり方で整えようとしていたとわかります。
色々試してみた結果、私に合っているのは「うっとりする収納」ではなくて、「スッキリしていて戻しやすい収納」だということが分かりました。
「片付けもできないなんて」と思っていましたが、それは自分が大切にしたいものとそれほど価値を置いていないモノの境界線がわかっていなかったことが原因でした。
誰かにとっての正しいやり方が自分にとって当てはまるとは限らない。
今使わないものは捨てましょう!と言われても、それは大切にしまっておきたいから捨てられない。捨てられない私ってダメな人?と思っていたその当時の私。
でも、それは仕方ないよね。だって自分がどんなふうに暮らしたいか?という具体的なイメージがわからなかったし、とにかくストレスなく暮らしたい!!
が第一でした。だって、当時は幼い子供たちを育てるためにほとんど家に居られなかった時期でしたから。
もっと楽に、もっと生きやすく
とにかく毎日が忙しく、子供中心の生活でしたので、暮らしを楽しむというより「もっと楽に暮らしたい!」と思う日々をすごし、いろんな片付けのやり方を試した結果、暮らす人に合わせた片付けが一番自分の中で戻しやすく継続しやすいと感じました。その片付け手法がライフオーガナイズだったのです。
ライフオーガナイズとは、アメリカ発祥の片付け手法で、”もっと楽に、もっと生きやすく”を理念として空間や暮らし、人生を俯瞰し仕組み化・最適化する技術です。
例えば、片付けると言っても「このスパイス類をどうしたらスッキリ収納できるか?」に対して答えるとしたら
・どのくらいの頻度で使う?キッチンはどのくらいの広さ?収納スペースは?コンロ、キッチチンから収納スペースの距離は?見えていた方がイイ?見えない方がイイ?そのスパイスを見つける時はどこを見て取る?
など、色々考慮します。Aさんから見ると、キッチンの作業台にスパイスラックを置いて使ったらいいじゃない。と思うかもしれませんが、Bさんは、キッチンの作業台には何も置きたくないの。置いておくと目につくし油汚れが付くのが嫌だったりします。
だからこそ、”その場所に合わせた正解の片付け”ではなく、”人に合わせた片付け”がストレスフリーにつながります。
私たちライフオーガナイザーは、暮らす人を主役にコンサルティングでどんなことを大切にしているのか・どんな人生を送りたいのか・大切にしていることはなにか・どんな方法がやりやすい?など価値観を明確にして、片づけた後も再現できる片付けをしています。
自分に合った仕組みで整えると、仕事から帰宅後も「何をどこにどうやって?」が把握できているので行動に無駄がなく先がわかるのでイライラしない。コレ、大事ですよね。
「たかが片付け」ではなく、日本人の暮らしに合わせた片付け手法を用いて仕組みを作ることは、実はとても高度なことなのです。
暮らしの仕組みを整えることで叶うのは、価値観が明確になること・モノだけではなく時間や情報 生活全体が最適化されること。そして何より再現性があることです。
片付けられなくて毎日モヤモヤする。家族が片づけられない。家族からの『アレどこ?」にイライラ。などお悩みがありましたら30分無料相談も受け付けておりますのでお聞かせくださいね。
本日もお読みいただきありがとうございました。